2012年7月16日月曜日

週末と音楽vol.5のお知らせ



みなさん、ガーデニングしてます?

なんでも、植物に触れるときは「アイスブルー」と唱えると良いのだとか。

私んちにはお庭がないので、もっぱらプランターでグリーンを楽しんでおりますが、古参のモンステラに水やりをする時などは必ず「おはようモンちゃん、アイスブルー!」と声をかけています。

その心遣いが伝わっているのでしょうか?
冬を越したあたりから月一枚のペースで新しい葉っぱがつき始め、今すぐにでも植え替えてあげないとヤバいくらい四方八方に葉っぱがワサワサしてきて、何かもう観葉植物の本来のポジションであるコーナーに置くことすら不可能なくらい360度全開な感じになってしまいました。

そんな元気炸裂のモンちゃん。実は兄貴分のシマトネリコがおりました。

しかし彼は、去年の梅雨、ナメクジとか小グモとかとの死闘の果て、ついに帰らぬヒト(っつーか植木)になってしまったのです。

そのときにはまだ「アイスブルー」の呪文を知らなかったので、もし知っておれば、風にまかせて優しげに葉を揺らすシマトネリコの姿が、まだここにあったかもしれません。

今でも時折、シマトネリコの事を思い出します。

つられてドラクエのことを思い出しては、「いやあれはトルネコ」と記憶を修正したり…。


そうですね…。


ここまでの話は、正直どうでもいいですね!



『週末と音楽vol.5』のお知らせを、さっさとしましょうね。




7月21日(土)


【出演 】

・miyakichi(猿股茸美都子) × 久保田健司 (from 震える舌) × 阪本愛子(from 震える舌)

コハク

島田温泉 



島田温泉は、週末と音楽vol.1に、コハクはvol.3にそれぞれ出演していただきましたが、伝え聞くところによると、あれから更なる変化を遂げている模様です。
考えてみれば、ミュージシャンも人間であるからして。
季節の移ろいとともに、かもしだす雰囲気、奏でる音の様子が微妙に変化するのは当然のことと言えましょう。
夏には夏のことわりというものがあるのです。

そしてR公会堂では初のお目見えとなるお三人がた。
彼らに関する情報をまだ持たないRです。
みなさんの方がご存じかもしれませんね。
でも私の無知な足場から発言いたしますと、さるまたけ、ふるえるした、という語感から感ぜられるものについて、一切健全なイメージを想起することはないわけで。


彼らは一体何者なのでしょう。


それを知るためには、21日の到来を待たねばなりません。


そして多分そのころには、自家製コーヒーリキュールも漬け上がっている頃でしょう。



あな待ち遠しや。






2012年7月7日土曜日

「週末と音楽vol.4」のライブレポ


沢山の方にお越しいただき、盛況のまま幕引きとなった

先日の「週末と音楽vol.4」。


さっ、レポートいたしますよ~!




とは言ったものの、特に書くことはない…(オイ)。

だって、文章のみで彼らの凛とした音楽をどう表現できるというの。

あの場にいた感動と同様のものが湧き起こるようなレポート?


そんなの無理。


読むだけで痩せる!くらい無理。


無理無理!りーむー!

あを~~ん。




なんて身をよじってしまうくらい、素敵だった彼らのライブ。


vol.4では森田氏の提案で、2マン&2回転という、

ジャニーズ公演のようなスタイルを試みてみたんです。

どんな感じになるんだろう、と思っていたけど、あれはアレですね。

5回転くらい軽くイケたと思います。



よく噛んで味わう、というより、そのサラサラとした音の一群は、

咀嚼無用の流動食。

吸収可能なように分解する必要もなく、直接血液に流れ込んできたのです。





■タケヤリシュンタ


軒下で雨宿りしている姿が様になりそうな湿気青年、

その名もタケヤリくん(ガリガリ君みたい)。


めたくそギター上手くって、声もよくって曲も良い(ベンベン)。

森田氏が、「音源も良いけど、ライブがもっとすごいです」と

言ってたのが頷ける!首の骨折れるほど頷ける!


デレク・ジャーマンの廃墟の庭で歌っているのかと見まごうほどの、

装飾を排した佇まいとその楽曲。

野ざらしの骨組みが、風化をたどっていくその美を知るかのような感動。

裸のうた。















■tomohito matsumoto

初めて12弦ギターのホンモノ見ました。

こ、これがあのByrdsのヒトも使っていたという…。

すごいシャンシャラ鳴るなぁ、と思って聴いてたら、

実際シャンシャラどころではなかったのでした。

ストップモーションの中で音楽だけが生き物のように

うごめいている、そんな感じ。


時折引き潮が訪れたかのように旋律の前線から数歩下がる。

息をのんで見守っていると、新たな波のうねりとなって、

また浜辺に強く打ち寄せる。

こんなギターを弾く人がいたなんて、私は知りませんでした。

気の遠くなるような、見たことのない風景のデジャヴー。

こちらもまた、おもくそギター上手かった。










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完成した絵画を鑑賞するとき、描き手と鑑賞者に共有できる

のは、描き手の『過去』と、鑑賞者の『今ここ』。

一方、音楽のライブには前提として時間の共有があります。

左から右へと流れるタイムラインを同じようになぞりながら

AとBとの間でかわされる何らかのやりとり。

それは、とてもとても美しくて、不可逆的な瞬間の喜びなのだと、

あらためてそう思った一日でした。






この日の模様は、YOUTUBEで一部ご覧いただけます♪

(撮影:森田雅章)




☆タケヤリシュンタ

 http://youtu.be/9oE9z26hBmo


☆tomohito matsumoto

 http://youtu.be/7nJWRRIbweY


☆ここだけでしか見れない、奇跡のセッション(森田氏の無理強い)

 http://youtu.be/o-eOVdpcLg4